昨日、仕事中に、妻から電話がありました。
「仕事中にごめん、買物に行って帰るところなんだけど、車のエンジンがかからない・・・。」
話を聞くとカギをシリンダーに入れてもカギが全く回らないとのことでした。「ハンドルロック」だろうと思いましたが、ハンドルを左右に動かして、カギを回そうとしても動かったようです。
BBN(職場)の日本語部のリーダーに相談すると、
「それは大変だ。すぐに奥様のところに行こう。」
と言ってくださいました。さっそく車で、妻と子供たちがいる現場へ向かいました(BBNからは15km)。
駐車場には、家族が車の中で待っている姿が。息子たちは、日本語部リーダーの方が大好きなので大喜び笑。
それから、私、そしてリーダーがハンドルやシフトレーバー、ブレーキなどを調節しながらカギを回そうとしましたが、一向に動く気配はありませんでした。そのため、動かない車を店に残し、リーダーが車で、私の家族を家に送ってくださることになりました。
BBN(職場)の日本語部のリーダーに相談すると、
「それは大変だ。すぐに奥様のところに行こう。」
と言ってくださいました。さっそく車で、妻と子供たちがいる現場へ向かいました(BBNからは15km)。
駐車場には、家族が車の中で待っている姿が。息子たちは、日本語部リーダーの方が大好きなので大喜び笑。
それから、私、そしてリーダーがハンドルやシフトレーバー、ブレーキなどを調節しながらカギを回そうとしましたが、一向に動く気配はありませんでした。そのため、動かない車を店に残し、リーダーが車で、私の家族を家に送ってくださることになりました。
それからBBNに戻り、メンテナンス専門のBBNスタッフ(アメリカ人)と私の二人で修理しに行くことになりました。彼は「何でも直しちゃう」人です。
そして、到着後、彼は、ハンドルロックやバッテリー関係の不具合ではないことを確認後、工具を取り出し、ハンドル周辺のカバーを外し、鍵穴周辺を色々いじり始めました。
しかし、カギは回りません。そうすると、今度はスマートフォンを取り出し、車のカギが回らない場合の修理方法の動画を見始めました。彼曰く、
「あらゆる修理方法はネットで見ることができる」
だそうです。そして映像を見ながら、問題であろうシリンダーを外そうとしましたが、今一歩のところで外せません。結局、出直すことになりました。彼に、
「時間を取らせちゃってごめんなさい。」
と言ったら、
「気にしないで。勉強になるから。」
と笑顔で答えてくれました。またもう一度、来なければならないのに、イライラすることなく、彼の運転はゆっくりで、いたって安全運転。後ろの車があおってくるくらいの速度です笑。
そして、BBNに到着後、また色々調べてから行こう、ということになりました。
調べてから彼が見せてくれた映像は衝撃的でした。
シリンダーにカギを差し込んで、そのカギを金づちで結構な力でたたきます。最初見たときは、驚きでしたが、確かにカギが回るようになっていました。
「これをやったら直るかもしれない」
と笑いながら言って、またもう少し色々調べるために自分のオフィスに帰っていきました。
その後、私のところに再び来て、
「仕事が終わったら、自分だけ行くから家に帰ってていいよ。」
と言ってくださり車のカギを渡し、申し訳ない気持ちでしたが、お願いすることにしました。
それから、帰宅時間になり、日本語部の他のスタッフの方に家まで送ってもらい、待機することになりました。
しばらくして、日本語部のリーダーの方から電話でした。心配してくださって、わざわざ現場に行ってくださったそうです。
無事に修理できたようで、迎えに来てくださって、そして、リーダーと一緒に現場に向かいました。
話によると、メンテナンスの方は、どこかのお店でシリンダーを買ってくださり、それ自体を交換してくださったようです。
到着して試してみましたが、無事にカギが回り、エンジンをかけることができました。
次の日、シリンダーを交換してくださったので、お礼とその代金を渡しに、そのメンテナンスの方のところに行きました。しかし、彼は何と言ったかと言うと、
「シリンダー代を払うこと無いよ。これは私のミニストリーとしてやったんだから。それに、渡米して間もないし、色々お金かかるから、払わなくて大丈夫。」
と建前でなく本音で言ってくれていました。
もし、修理を業者に依頼したら、交換した部品代だけでなく、人件費や出張費など色々かかったと思います。しかし、彼は、お金を一切受け取りませんでした。その日は、帰るのも遅くなってしまったと思います。しかし、彼は無償でやってくれました。
その時、「ミニストリーに生きる」とは何かを考えさせられ、教えられた気がします。日本語のリーダーからも働き始めた時から「仕事」ではなく「ミニストリー」として働く、ということを教えて頂いていましたが、実体験としてそのことを学んだ日でした。
「シリンダー代を払うこと無いよ。これは私のミニストリーとしてやったんだから。それに、渡米して間もないし、色々お金かかるから、払わなくて大丈夫。」
と建前でなく本音で言ってくれていました。
もし、修理を業者に依頼したら、交換した部品代だけでなく、人件費や出張費など色々かかったと思います。しかし、彼は、お金を一切受け取りませんでした。その日は、帰るのも遅くなってしまったと思います。しかし、彼は無償でやってくれました。
その時、「ミニストリーに生きる」とは何かを考えさせられ、教えられた気がします。日本語のリーダーからも働き始めた時から「仕事」ではなく「ミニストリー」として働く、ということを教えて頂いていましたが、実体験としてそのことを学んだ日でした。